2019年10月からついに幼保無償化が始まりますね。
制度の仕組み、まだまだよくわからないことが多数あると思います。
「私立幼稚園」に通っている場合、どのくらいの恩恵があるのか解説していきます。
市区町村で内容も多少違ってくると思いますが、筆者の居住地域での金額でご紹介していきますので、参考になれば嬉しいです。
ぶっちゃけ、我が家の場合は今までより一人当たり約20万円もコストダウンになります!!
20万円はかなり大きい!!!
無償化後は二人で1年の幼稚園代が約15万ですよお。ありがたい!
保育料の25700円が無料になる
無償になる保育料は25700円までと定められています。
各幼稚園で、たとえば
- 保育料 20000円
- 施設運営費 1000円
- 教材代 4000円
などと決まっている場合、「保育料」の部分のみが無償になります。
全てが無料になるわけではないんだね。
幼稚園によっては、今まで項目分けしていた施設運営費、教材代などを全て保育料の中に組み込み、保護者の負担を減らそうとしてくれている園もあるようです。
給食費・バス代は今までどおり徴収
給食費・バス代は無償化の対象には含まれません。
この二つは今まで通り実費です。
我が家は給食もバスも利用しているので月々6500円ほどの出費になります。
入園料も戻ってくる
2019年度以降入園の園児は、入園料も戻ってくるそう。
ただし、無償化限度額月々25700円-月々の保育料の余った部分が保育料の返還に充てられます。
例:月々の保育料が20000円、入園料が30000円だった場合
25700円-20000円=5700円分が月々の入園料の返還に充てられる最大金額です。
30000円÷12=2500円なので、月々2500円が入園料の返還に充てられます。
入園料が還ってきても3200円分まだ無償化限度額が余っている!
従来の幼稚園保育料奨励費の還付分に注意
2019年9月までは従来の保育料奨励費が適用されています。
この制度、満額支払った保育料の一部が後々還付されるという制度。
還付額は、年収によって決まります。
この還付額の計算には、保育料も含まれているそうなので、
2019年4月~9月→保育料奨励費より還付
2019年10月~2020年3月→どのような形で返還されるかは園によるが、月々返還
という形になります。
入園料が30000円だとすると、15000円が奨励費より、15000円が月々の無償化分より、ということになるね。
預かり保育にも適用
仙台市では、月額11300円までが預かり保育無償化の対象になる
月額MAXで11300円まで無償化の対象となる預かり保育ですが、これにもからくりがあり、
一日の限度額が決まっています。
一日450円上限(それを超えた部分は実費)
幼稚園は土曜日やっていませんので、毎日利用したとしてもせいぜい20日。
450円×20日=9000円
上限額11300円と言いつつ、1日の限度額が決まっているからどう頑張っても結局9000円しか無性にならないじゃない!
1日の限度額が決まっているというのがなかなか厄介。。。
夏休み中なんか1日丸々預けたら半分以上実費になるわけ。。
これはあまりうま味が感じられないなあ。
預かり保育無償化適用には要件がある
預かり保育無償化を使わない人は1号認定、
預かり保育無償化を利用する人は2号・3号と申請書類も異なります。
給付認定区分 | 要件 | 保育の必要性 |
新1号認定 | 満3歳以上の子供(新2・3号を除く) | なし |
新2号認定 | 平成31年4月1日時点で3歳以上の子供 | あり |
新3号認定 | 平成31年4月1日時点で3歳未満で、市町村民税非課税世帯に属する子供 | あり |
このように区分が分けられます。
新2.3号認定を受けるには、保育の必要性の事由を満たさないといけません。
- 1か月に64時間以上就労している。
- 妊娠中、または出産後まもなく、兄妹の保育が難しい場合。
- 病気またはけが、精神または身体に障害を有している
- 介護
- 災害の復旧にあたっている
- 求職中
- 1か月に64時間以上就学している
などを証明する書類を提出して初めて、新2.3号認定が受けられます。
なかなか面倒。。
満3歳児は注意
満3歳児クラスに入れる方は注意が必要です。
満3歳児クラスとは、3歳児になった翌日から入園できる4年保育のこと(園によっては3歳になる前の4月から入園できることころもある)
本来、幼保無償化は3歳児から対象になるので、こちらは市町村民税非課税世帯に属する子供以外は、働いていようがいまいが新1号認定になります。
年少に学年が上がると新2認定を受けられます。
同じ幼稚園の年長と満3歳児クラスに在園していて、お母さんが月64時間以上働いている場合、年長さんは2号認定、満3歳児さんは1号認定になるわけですね。
一人当たり年間20万円のコストダウンになる!
我が家では無償化後の幼稚園代の支払いが、今までより20万円も安くなります!
この20万円があれば、習い事を一つ増やしたり、将来のために貯金したりできますよね。
賛否両論ありますが、私個人的にはかなり嬉しい制度です。
せっかくお得になるのですから、浮いた分のお金は有意義に使っていきたいですよね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
コメント